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ゆるい 寺浦温泉

 唐津から車で20分。海沿いを走れば、イカの生け作りの呼子ですが、山を越え海に着くと仮屋湾の奥まったところにあります。

 到着するなり、うーんぼろい。建て替え前の国民宿舎雲仙青雲荘以来です。入るのをためらったのは。しかーし、駐車場にとめてある車は、中年好みの手入れの行き届いたセダン数台。期待できそう。
 
 フロントで「飛び込みなんですが、昼食とお風呂といいでしょうか?」ときくと
「いいですよ。じゃ、入浴料二人で1000円。お食事は下でね。」

 いわれるままにエレベーターに乗ると、部屋の案内が手製の木彫り。うーん。ないす。1階に着くとがんっという到着音がして扉が開く。増築を重ねた廊下を行くと、休憩室。ここでスペシャル定食1000円を注文。窓の外は干潟です。窓を開けるとなんか小さい穴が動いているということは生き物の気配。カニですな。磯の香りがいいなー。海育ちなのでこの香りは緊張がほぐれます。窓から泊めてある一人乗りの漁船は見えますが人家は見えません。海ですから。

 スペシャル定食1000円は刺身、茶碗蒸し、エビフライなどがすこしづつ、ええ充分満足しました。

 さて、お風呂ですが、5m正方形の形で、面積にして1/3くらい浅くなっているので足を伸ばしてゆったりできます。湯の温度がいいわー。顔があへへー。笑ってしまう。今知ってる人にあいたくない気分。思い切りしまりのない顔をしていそう。

ぬるっとした湯です。美人湯というやつ。近辺に、いろは島温泉、高串温泉があって、系列はたぶん同じでしょう。いろは島温泉は、国民宿舎で湯量が必要なので水で薄めている感じがしましたが、ここのは濃い感じです。もちろんかけ流し。シャワーも温泉。

 ひとりでうふふしていると、お一人こられました。
「何でここをご存知?ここは穴場よ。唐津の人さえ知らないんだもの。満潮になると休憩室の下まで潮が来て、河豚が来るの。小さいんだけどね。窓を開けると、ご飯くれるの知ってるのか、寄ってくるのよ。」

 ぬるめのお風呂なので、長い時間はいることが出来、ほてってくると窓を開けて、ベランダにいって海風にあたることが出来ます。

 Pがなかなか風呂から出てきません。かなり気持ちよかったようです。今度は泊まりで湯治したいと思いました。

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